そのまんま!

maxdb_prepare

(PECL)

maxdb_prepare

(no version information, might be only in CVS)

maxdb->prepare -- 後で実行するための SQL 文を準備する

説明

手続き型

resource maxdb_prepare ( resource link, string query )

オブジェクト指向型 (メソッド)

class stmt {

resource prepare ( string query )

}

maxdb_prepare() は、 後で実行するための SQLクエリをヌル終端の文字列で準備し、 今後のステートメントに対する操作に使用するためのハンドルを返します。 クエリは、単一の SQL 文である必要があります。

注意: 文の最後に、セミコロンや \g をつけてはいけません。

query では、SQL 文の中に、 ひとつあるいは複数のパラメータマーカを含めることが可能です。 適切な場所にクエスチョンマーク (?) を埋め込みます。

注意: マーカは、SQL 文の中の適切な箇所にある場合にのみ有効です。 例えば INSERT 文の VALUES() リスト (その行のカラムの値を指定する) あるいは WHERE 句でカラムの値と 比較する条件を指定する場合などが有効です。

しかし、識別子 (テーブル名やカラム名)、SELECT 文が返すカラム名の一覧、 あるいは (例えば = のような) 二項演算子の両側などに マーカを指定することはできません。最後の制限が必要なのは、 この場合にパラメータの型が決定できなくなるからです。 一般的に、パラメータはデータ操作言語 (DML) 文で使用し、 データ定義言語 (DDL) 文では使用しません。

パラメータマーカは、文を実行したり行を取得したりする前に、必ず maxdb_stmt_bind_param()maxdb_stmt_bind_result() でアプリケーションの変数にバインドしなければなりません。

返り値

maxdb_prepare() は、ステートメントリソースを返します。 エラーが発生した場合は FALSE を返します。

参考

maxdb_stmt_execute(), maxdb_stmt_fetch(), maxdb_stmt_bind_param(), maxdb_stmt_bind_result(), maxdb_stmt_close()

例 1. オブジェクト指向型

<?php
$maxdb
= new maxdb("localhost", "MONA", "RED", "DEMODB");

/* 接続を調べます */
if (maxdb_connect_errno()) {
   
printf("接続に失敗しました: %s\n", maxdb_connect_error());
   exit();
}

$city = "Rosemont";

/* プリペアドステートメントを作成します */
if ($stmt = $maxdb->prepare("SELECT state FROM hotel.city WHERE name=?")) {

   
/* マーカにパラメータをバインドします */
   
$stmt->bind_param("s", $city);

   
/* クエリを実行します */
   
$stmt->execute();

   
/* 結果変数にバインドします */
   
$stmt->bind_result($district);

   
/* 値を取得します */
   
$stmt->fetch();

   
printf("%s is in district %s\n", $city, $district);

   
/* ステートメントを閉じます */
   
$stmt->close();
}

/* 接続を閉じます */
$maxdb->close();
?>

例 2. 手続き型

<?php
$link
= maxdb_connect("localhost", "MONA", "RED", "DEMODB");

/* 接続を調べます */
if (maxdb_connect_errno()) {
   
printf("接続に失敗しました: %s\n", maxdb_connect_error());
   exit();
}

$city = "Rosemont";

/* プリペアドステートメントを作成します */
if ($stmt = maxdb_prepare($link, "SELECT state FROM hotel.city WHERE name=?")) {

   
/* マーカにパラメータをバインドします */
   
maxdb_stmt_bind_param($stmt, "s", $city);

   
/* クエリを実行します */
   
maxdb_stmt_execute($stmt);

   
/* 結果変数にバインドします */
   
maxdb_stmt_bind_result($stmt, $district);

   
/* 値を取得します */
   
maxdb_stmt_fetch($stmt);

   
printf("%s is in district %s\n", $city, $district);

   
/* ステートメントを閉じます */
   
maxdb_stmt_close($stmt);
}

/* 接続を閉じます */
maxdb_close($link);
?>

上の例の出力は、たとえば以下のようになります。

Rosemont is in district IL