そのまんま!

mysql_fetch_object

(PHP 3, PHP 4, PHP 5)

mysql_fetch_object -- 結果の行をオブジェクトとして取得する

説明

object mysql_fetch_object ( resource result [, string class_name [, array params]] )

取得された行を表すプロパティを有するオブジェクトを返し、 内部のデータポインタを前に進めます。

パラメータ

result

評価された結果 リソース。 この結果は、mysql_query() のコールにより得られたものです。

class_name

インスタンス化し、プロパティを設定して返すクラスの名前。 指定しなかった場合は stdClass オブジェクトが返されます。

params

class_name オブジェクトのコンストラクタに渡す オプションのパラメータの配列。

返り値

取得された行を表す文字列プロパティを有するオブジェクト(object)を返します。 もう行が残っていない場合は、FALSE を返します。

変更履歴

バージョン説明
5.0.0 さまざまな型のオブジェクトで結果を返せるようになりました。

例 1. mysql_fetch_object() の例

<?php
mysql_connect
("hostname", "user", "password");
mysql_select_db("mydb");
$result = mysql_query("select * from mytable");
while (
$row = mysql_fetch_object($result)) {
    echo
$row->user_id;
    echo
$row->fullname;
}
mysql_free_result($result);
?>

例 2. mysql_fetch_object() の例

<?php

$row
= mysql_fetch_object($result);

/* これが正しい方法 */
echo $row->field;
/* これは間違い */
// echo $row->0;

?>

注意

パフォーマンス: 速度面では、この関数は mysql_fetch_array() と同等で、 mysql_fetch_row() とほぼ同等です(違いはわずかです)。

注意: mysql_fetch_object()は、配列の代わりに オブジェクトが返されるという一つの違いを除いて mysql_fetch_array()と類似しています。 つまり、オフセットによってではなく、フィールド名によってのみ データにアクセスすることができます (数字は、プロパティ名として使用できません)。

注意: この関数により返されるフィー ルド名は 大文字小文字を区別 します。

注意: この関数は、 NULL フィールドに PHPの NULL 値を設定します。

参考

mysql_fetch_array()
mysql_fetch_assoc()
mysql_fetch_row()
mysql_data_seek()
mysql_query()