そのまんま!

II. Apache専用の関数

導入

以下の関数は、Apacheモジュール版のPHPを実行している場合のみ利用可能です。

注意: PHP 4.3.2以降、PATH_TRANSLATED は、 Apache 2 SAPIでは暗黙のうちに設定されなく なりました。これは、Apacheにより設定されない場合に サーバ変数SCRIPT_FILENAMEと同じ値に設定される Apache 1とは異なります。この変更は、 PATH_TRANSLATEDPATH_INFOが定義されている場合のみ存在するべきであるという CGIの規定を満たすために行われました。

Apache 2のユーザは、PATH_INFOを定義するために httpd.confの中で AcceptPathInfo = Onを使用してください。

インストール手順

PHPのApacheへのインストール方法については、インストールの章を参照してください。

実行時設定

Apache PHPモジュールの動作は、php.iniの設定により影響を受けます。 php.iniの設定は、サーバの設定ファイル内の php_flag の設定 またはローカルなファイル .htaccessにより上書きすることができます。

例 1. .htaccessによりあるディレクトリのPHPによるパー スを無効にする

php_flag engine off

表 1. Apache設定オプション

名前デフォルト変更の可否変更履歴
engine"1"PHP_INI_ALLPHP 4.0.5 から利用可能
child_terminate"0"PHP_INI_ALLPHP 4.0.5 から利用可能
last_modified"0"PHP_INI_ALLPHP 4.0.5 から利用可能
xbit_hack"0"PHP_INI_ALLPHP 4.0.5 から利用可能
PHP_INI_* 定数の詳細および定義については 付録H を参照してください。

以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。

設定ディレクティブの短い説明を以下に示します。

engine boolean

PHP によるパースのオン/オフを切り替えます。 このディレクティブは、Apacheモジュール版のPHPでのみ有効です。 このディレクティブは、ディレクティブ毎または仮想サーバ毎にPHPに よるパースを有効または無効にしたいサイトで使用されます。 httpd.confファイルの適当な場所に engine offを置くことにより、PHPを有効また は無効にすることができます。

child_terminate boolean

リクエストの終了時にPHPスクリプトが子プロセスの終了を指定するか どうかを指定します。 apache_child_terminate()も参照してください。

last_modified boolean

PHPスクリプトの修正日をこのリクエストのLast-Modified:ヘッダとし て送信します。

xbithack boolean

PHPがファイル終端を無視して実行ビットが設定されているファイルを パースするようにします。

リソース型

リソース型は定義されていません。

定義済み定数

定数は定義されていません。

目次
apache_child_terminate -- このリクエストの後にApacheプロセスを終了する
apache_get_modules -- ロードされた Apache モジュールのリストを取得する
apache_get_version -- Apache のバージョンを取得する
apache_getenv -- Apache の subprocess_env 変数を取得する
apache_lookup_uri --  リクエストの一部を指定したURIに対して行い、全ての情報を返す
apache_note -- Apacheリクエスト記号(note)を取得/設定する
apache_request_headers -- HTTPリクエストヘッダを全て取得する
apache_reset_timeout -- Apache の書き込みタイマーをリセットする
apache_response_headers --  HTTPレスポンスヘッダを全て取得する
apache_setenv -- Apacheサブプロセスの環境変数を設定する
ascii2ebcdic -- ASCIIからEBCDICに文字列を変換する
ebcdic2ascii -- EBCDICからASCIIに文字列を変換する
getallheaders -- 全てのHTTPリクエストヘッダを取得する
virtual -- Apache サブリクエストを実行する