そのまんま!
oci_connect
(PHP 5)
oci_connect -- Oracle サーバへの接続を確立する
説明
resource
oci_connect ( string username, string password [, string db [, string charset [, int session_mode]]] )
他のほとんどの OCI コールで必要な接続 ID を返します。
パラメータ
username
Oracle ユーザ名
password
username
に対するパスワード
db
このオプションパラメータには、ローカル Oracle インスタンスの名前か
tnsnames.ora
における接続先のエントリ名を指定することができる。
指定されない場合、PHP は接続先のデータベースを決定するために環境変数
ORACLE_SID と TWO_TASK
を使用して、ローカル Oracle インスタンス名と
tnsnames.ora の場所を適宜決定する。
charset
Oracle サーバのバージョン 9.2
以降を使用している場合、新規接続を確立する際に
charset
パラメータを指定することができます。
Oracleサーバ < 9.2 を使用している場合、このパラメータは無視され、
かわりに環境変数 NLS_LANG が使用されます。
session_mode
このパラメータはバージョン 1.1 から利用可能で、
次の値を受け付ける:
OCI_DEFAULT,
OCI_SYSOPER, OCI_SYSDBA 。
OCI_SYSOPER もしくは
OCI_SYSDBA のいずれかが指定された場合、
この関数は外部のクレデンシャルを利用して、
権限付きの接続を確立しようと試みる。
デフォルトでは権限付きの接続は無効である。有効にするためには、oci8.privileged_connect
を On にする必要がある。
返り値
接続 ID、もしくはエラー時は FALSE を返す。
例
例 1. oci_connect() の例
<?php echo "<pre>"; $db = "";
$c1 = oci_connect("scott", "tiger", $db); $c2 = oci_connect("scott", "tiger", $db);
function create_table($conn) { $stmt = oci_parse($conn, "create table scott.hallo (test varchar2(64))"); oci_execute($stmt); echo $conn . " created table\n\n"; }
function drop_table($conn) { $stmt = oci_parse($conn, "drop table scott.hallo"); oci_execute($stmt); echo $conn . " dropped table\n\n"; }
function insert_data($conn) { $stmt = oci_parse($conn, "insert into scott.hallo values('$conn' || ' ' || to_char(sysdate,'DD-MON-YY HH24:MI:SS'))"); oci_execute($stmt, OCI_DEFAULT); echo $conn . " inserted hallo\n\n"; }
function delete_data($conn) { $stmt = oci_parse($conn, "delete from scott.hallo"); oci_execute($stmt, OCI_DEFAULT); echo $conn . " deleted hallo\n\n"; }
function commit($conn) { oci_commit($conn); echo $conn . " committed\n\n"; }
function rollback($conn) { oci_rollback($conn); echo $conn . " rollback\n\n"; }
function select_data($conn) { $stmt = oci_parse($conn, "select * from scott.hallo"); oci_execute($stmt, OCI_DEFAULT); echo $conn."----selecting\n\n"; while (oci_fetch($stmt)) { echo $conn . " [" . oci_result($stmt, "TEST") . "]\n\n"; } echo $conn . "----done\n\n"; }
create_table($c1); insert_data($c1); // c1 を使って行を挿入 insert_data($c2); // c2 を使って行を挿入
select_data($c1); // 両方の挿入した結果が返される select_data($c2);
rollback($c1); // c1 を使ってロールバック
select_data($c1); // どちらの挿入もロールバックされている select_data($c2);
insert_data($c2); // c2 を使って行を挿入 commit($c2); // c2 を使ってコミット
select_data($c1); // c2 の結果が返される
delete_data($c1); // c1 を使ってテーブル内の全ての行を削除 select_data($c1); // 行は返されない select_data($c2); // 行は返されない commit($c1); // c1 を使ってコミット
select_data($c1); // 行は返されない select_data($c2); // 行は返されない
drop_table($c1); echo "</pre>"; ?>
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注意
注意:
同じパラメータを使用して 2 回目やそれ以降に
oci_connect() がコールされた場合、
最初のコールで返された接続ハンドルを返します。
これは 1 つのハンドルに対して発行されたクエリは、
他のハンドルにも適用されることを意味します。なぜなら、
これらは 同じ ハンドルだからです。
この動作は以下の例 1 で例示されています。
もしトランザクション的にお互い独立した 2 つのハンドルが必要な場合、
oci_new_connect() を使用してください。
注意:
PHP 5.0.0 以前では、代わりに
ocilogon()
を使用しなければなりません。
まだこの名前を使用することができ、下位互換性のため
oci_connect() への別名として残されていますが、
推奨されません。