そのまんま!

pg_fetch_object

(PHP 3 >= 3.0.1, PHP 4, PHP 5)

pg_fetch_object -- 行をオブジェクトとして得る

説明

object pg_fetch_object ( resource result [, int row [, int result_type]] )

object pg_fetch_object ( resource result [, int row [, string class_name [, array params]]] )

pg_fetch_object() は、取得した行のフィールド名に 対応するプロパティを有するオブジェクトを返します。オプションとして、 指定したクラスのコンストラクタにパラメータを渡してインスタンス化する ことも可能です。

注意: この関数は、 NULL フィールドに PHPの NULL 値を設定します。

速度面では、この関数は pg_fetch_array() と同じであり、 pg_fetch_row() とほとんど同じ程度です (違いはわずかです)。

注意: row は PHP 4.1.0 でオプションになりました。

注意: result_type のデフォルト値は従来は PGSQL_BOTH でしたが、4.3.0 からは PGSQL_ASSOCとなっています。PHP ではプロパティ名に 数値を使用することはできないためです。

注意: class_nameparams は PHP 5.0 で追加されました。result_type を用いた 古い形式は、過去のバージョンとの互換性を保つために残されています。

パラメータ

result

pg_query(), pg_query_params() あるいは pg_execute() から返される PostgreSQL の クエリ結果リソース。

row

取得する行番号。最初の行は 0 です。指定されなかった場合、 次の行が取得されます。

result_type

非推奨で、無視されます。デフォルトは PGSQL_ASSOC です。

class_name

インスタンス化し、プロパティを設定して返り値とするクラスの名前。 指定しない場合は stdClass オブジェクトが返されます。

params

class_name オブジェクトのコンストラクタに 渡すオプションの配列。

返り値

結果の各フィールドに対応する属性を持つ object を返します。 データベースの NULL 値は NULL として返します。

row が結果の行数より大きい場合・行が存在しない場合 、そしてそれ以外のエラーが発生した場合は FALSE を返します。

例 1. pg_fetch_object() の例

<?php

$database
= "store";

$db_conn = pg_connect("host=localhost port=5432 dbname=$database");
if (!
$db_conn) {
  echo
"Failed connecting to postgres database $database\n";
  exit;
}

$qu = pg_query($db_conn, "SELECT * FROM books ORDER BY author");


while (
$data = pg_fetch_object($qu)) {
  echo
$data->author . " (";
  echo
$data->year . "): ";
  echo
$data->title . "<br />";
}

pg_free_result($qu);
pg_close($db_conn);

?>

参考

pg_query()
pg_fetch_array()
pg_fetch_assoc()
pg_fetch_row()
pg_fetch_result()