そのまんま!

ps_rotate

(PECL)

ps_rotate -- 回転の程度を設定する

説明

bool ps_rotate ( resource psdoc, float rot )

座標系の回転を設定します。

パラメータ

psdoc

ps_new() が返す、postscript ファイルのリソース ID。

rot

回転角度を度単位で指定します。

返り値

成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。

例 1. 座標系の回転

<?php
function rectangle($ps) {
    
ps_moveto($ps, 0, 0);
    
ps_lineto($ps, 0, 50);
    
ps_lineto($ps, 50, 50);
    
ps_lineto($ps, 50, 0);
    
ps_lineto($ps, 0, 0);
    
ps_stroke($ps);
}

$ps = ps_new();
if (!
ps_open_file($ps, "rotation.ps")) {
  print
"PostScript ファイルをオープンできません\n";
  exit;
}

ps_set_info($ps, "Creator", "rotation.php");
ps_set_info($ps, "Author", "Uwe Steinmann");
ps_set_info($ps, "Title", "Rotation example");
ps_set_info($ps, "BoundingBox", "0 0 596 842");

$psfont = ps_findfont($ps, "Helvetica", "", 0);

ps_begin_page($ps, 596, 842);
ps_set_text_pos($ps, 100, 100);
ps_save($ps);
ps_translate($ps, 100, 100);
ps_rotate($ps, 45);
rectangle($ps);
ps_restore($ps);
ps_setfont($ps, $psfont, 8.0);
ps_show($ps, "Text without rotation");
ps_end_page($ps);

ps_delete($ps);
?>

上の例では、座標系を回転させることによって、図形 (ここでは単なる矩形) を回転させるという一般的な方法を説明しています。 図形の座標系は (0,0) を起点とみなしているため、 図形がページの端にない場合には座標系の変換も行います。 ps_translate() および ps_rotate() の順番には気をつけてください。 上の例では、変換前の座標系での (100, 100) を基準として矩形を回転させています。 2 つの文の順序を入れ替えると、まったく異なる結果となります。

これ以降のテキストをもとの位置に出力させるには、 ps_save() および ps_restore() を使用して、座標系に関する変更内容をカプセル化します。

参考

ps_scale()
ps_translate()